愛児と新しい年を
一方で、嘉子は亡くした夫のことを思い出し、その寂しさから涙を流すこともあったようです。
この頃の嘉子と芳武の様子が、「愛児と新しい年を 和田嘉子さん」というタイトルの大きな写真で、1950(昭和25)年の『法律のひろば』に掲載されています。嘉子のにこやかな笑顔が印象的です。
なお、これは「婦人法曹告知版」というコーナーのページです。女性法曹の姿とそのキャリアとを紹介したコーナーで、他に門上千恵子、渡辺道子、石渡満子、久米愛の写真が掲載されています。
4人とも、嘉子と日本婦人法律家協会などで多くの接点を持ち、一緒に切磋琢磨した女性法曹の「パイオニア」たちでした。