「一括売却」と「定期売却」お勧めは…

NISAなどで積立をする投資信託の出口戦略は、大きく「一括売却」「定期売却」の2つが考えられます。

「一括売却」とは、保有している投資信託などを、一度にすべて売却するパターンです。

(写真提供:Photo AC)

「好きな時に売ればいい」と考えている方も多いでしょう。

しかし、現金化するタイミングで下落していた場合、思っていたような利益を受け取れない恐れがあります。

ゆえに一括売却は、タイミングの選び方によって得られる額が大きく左右されます。

「定期売却」は資産運用をしつつ、保有資産を定期的に少しずつ取り崩していくパターンです。

「積立投資」の逆をイメージすると、わかりやすいかもしれません。

定期売却のメリットとしては、市場の値動きで売却を考えなくてよいことや、保有している資産は引き続き運用が継続されることなどが挙げられます。

以上からお勧めは、圧倒的に「定期売却」です。金融資産は、取り崩しながら運用を続けて増やしていきましょう。