使うサービスが決まったら、登録するクレジットカードを選びましょう。銀行口座からチャージすることもできますが、ポイントは付与されません。せっかくなら、クレジットカードからチャージし、カード分のポイントをもらったほうがお得です。
どのサービスにどのクレジットカードを合わせればいいのかわからないという場合は、Suicaに「JRE CARD」を登録するなど、同じ会社か系列会社が運営しているサービスを組み合わせることをおすすめします。手元にあるポイントの種類も統一されて、系列会社だからこそできるお得なキャンペーンの開催も多いからです。
キャッシュレス決済は、複雑になるほど管理が難しく、生活にも定着しませんから、なるべくシンプルに利用するのがポイントです。
あとは還元事業のステッカーが貼られたお店で使うだけ。ただし、ステッカーの有無や還元率を気にしなくても、常にいくらかのポイントが付与されるサービスがほとんどです。金銭的に得になるだけではなく、スムーズに会計が済むなど、精神面での“お得”にも気づくでしょう。
私がキャッシュレス決済をおすすめするのは、ポイントをたくさん貯めてほしいからではありません。電子マネーやコード決済を使うことに慣れること自体が、今後の生活のメリットになるのです。
政府は、25年までにはキャッシュレス比率を40%まで引き上げるという目標を掲げています。それは、将来的に現金が使えない店が増えるということです。このキャッシュレス社会への準備として、まずは気楽にキャッシュレス生活を始めてみませんか。