毎日病院へ

目を覚ましたのは3日後。

気がつくと、集中治療室(ICU)のベッドの上でした。

当時は、コロナウイルス感染予防のために家族との面会は一切禁止です。

それがわかっているのに大助くんは毎日、病院にやってきては、居ても立ってもいられない様子でウロウロしていたそうなんです。

見かねた先生が「花子さんに伝言があれば伺いますよ」と声をかけてくださったみたい。

大助くん、うれしかったんでしょうね。

メッセージを預けて、ようやく安心して帰っていったそうです。