あらためてあらすじ
今回のお話で、取り扱われることになった放火事件。その裁判は本庁にて、星と寅子、そして入倉の3人の合議体により行われることに。
3人が揃った場で、起訴状を読んだ入倉が「また朝鮮人か。事件ばかり起こして困ったやつらですよ」とつぶやきます。すると寅子は「はて…。生まれた国は関係ないのでは?」と話すとともに、法律を共に学んだヒャンちゃんこと崔香淑が、砂浜にハングルで自分の名前を書いた、あの日の光景が流れます。
裁判官としてあるまじき発言、などと寅子から注意を受けるも、入倉は「私は事実を言っただけです。いい奴らもいれば、どうしようもない奴も多い」「そもそも最近奴らが威張り散らしているから余計な事件が起こるんです」「僕はきれいごとじゃなく、現実の話をしているんですけどね」と続けます。
気まずい空気が流れるなか、星は「なるほど…」とつぶやき、「放火は重罪です。被告人は容疑の段階で否認していると報じられています。慎重に審議していきましょう」と話すのでした。