続々と客が来訪する

最初に来訪したのはおじいちゃん。

叔父の服を熱心に見て回っており、「一度車をとりに帰ります」と言ってやる気まんまんで再来訪。服はどれほど持って帰ってもらってもよかったのでほぼフリーパスです。

『私の実家が売れません!』(著:高殿円/エクスナレッジ)

すごい地味な格好をした地味なおじいちゃんでしたが、バブリーな叔父の服をどうするんだろう。コスプレが趣味なのかもしれないし、ああ見えて社交ダンスとかやってるかもしれない。

次に来たのがダイニングセット目当ての若い夫婦でした。

この家に唯一ある高価な家具といったらこの無垢材の巨大なダイニングセットです。使用感はありましたがなにせ無垢材。サンダーさえあればいつでも新品同様です。

こんな古い家にボロをもらいにくる人々ですから、DIY力にも溢れているもの。すぐに「こんな傷すぐ削ったらいいよなあ」、「これはいい木だわ」と気に入ってくれました。

あまりにも重かったので軽トラを近所で借りてくるとパパさんが帰宅。その間、残ったお子さんとお母さんとでほかのものを物色してもらいます。