あらためてあらすじ

今回、裁判所の廊下で派手に転んだ航一と、手を取り合ったことをきっかけとして、二人はお互いの本当の気持ちを話し始めます。

亡き優三だけを愛し続けていたいのに、どうしようもなく航一に会いたくなったり、話したくなったり、胸が高まってしまうと語る寅子。

「一緒にいたいのは航一さんで…。なんで私の気持ちは…なりたい私と、どんどんかけ離れて行ってしまうんでしょうか」と涙ながらに航一へ問いかけます。

その質問に対して一呼吸置いた航一。口を開くと

「僕は…優三さんの代わりになるつもりはありません。あなたを照子の代わりにもしない。お互いにずっと彼らを愛し続けていい」「今、ドキドキする気持ちを大事にしたって罰は当たらないんじゃないですか」「永遠を誓う必要なんてないんですから。なりたい自分とかけ離れた、不真面目で、だらしがない愛だとしても、僕は…佐田さんと線からはみ出て、蓋を外して、溝を埋めたい」と話しました。

すると寅子は「永遠を誓わない、だらしのない愛…。なるほど」と、航一の口癖をつぶやき、笑顔を見せます。

距離を縮めて抱き合う二人。およそ30センチの身長差のある航一は、寅子に顔を近づけようと試みますが、なかなか位置が定まりません。

その様子にお互い微笑みながらも、ついに二人はキスを交わすのでした。