災害時の明かりは適材適所で
(イラスト:草野かおる)

停電対策

□ ヘッドライト…1人1つ
□ ランタン型の懐中電灯…1~2つ
□ 蓄光シール
□ ロウソク…1ダース
□ 乾電池(必要な形)…最低10本
□ モバイルバッテリー…1つ
□ 電池式充電器…1つ
□ 携帯ラジオ…1つ

能登半島地震では、最大約4万戸が停電しました。電気が来なくなると、冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、テレビ、給湯器など多くのものが使えなくなります。

なかでも一番困るのが、明かりです。暗闇では何もできず、つまずいてケガをする危険も。そのため、懐中電灯などの照明の準備は必要不可欠です。

おすすめはヘッドライト。首にかけておけば、両手が塞がらずに足元を照らすことができるので、家族の人数分を用意しておきましょう。また、テーブルの上を照らすには、自立するランタン型の懐中電灯が重宝します。

いずれも、100円ショップなどで売っている安価なもので十分。なければ、懐中電灯と水入りペットボトルで簡易なランタンを作るのも手です。ソーラーライトは補助灯として使ってもよいでしょう。

また、普段から階段やドアノブなどに蓄光シールを貼っておくと、暗闇のなかで光って目印になります。ロウソクは、お守り代わりに1箱(12本)ほど備えておくといいですね。

忘れてはいけないのが、モバイルバッテリーなど充電機器。連絡や情報収集に欠かせないスマホやラジオの充電ができなくなっては困りますから、予備として電池式の充電器もあると安心です。

乾電池は、最低でも10本ほど常備しておきましょう。照明や充電機器の備蓄は多いにこしたことはありません。