災害時、汚れや臭い対策の救世主は
(イラスト:草野かおる)

また、水が貴重だからと口腔ケアを怠ると口の中に雑菌が繁殖し、誤嚥性肺炎を引き起こす危険も。

コップに少量の水を入れ、歯ブラシを濡らして歯磨きをし、口をすすぎます。歯ブラシについた汚れはまずウェットティッシュで拭き取り、最後に残りの水で軽くゆすげば節水に。

そのほか、できるだけ清潔なハンカチやガーゼを指に巻き付けて、歯の表面を磨き、少量の水でゆすぐ方法もあります。

断水時の在宅避難では、汚れを拭き取るなどの用途で、平常時以上に紙類が必要に。仮に南海トラフ地震が起き、製紙工場が集中する静岡県が被災した場合、紙の生産がストップする可能性もあります。

政府も1ヵ月分のトイレットペーパーの備蓄を推奨しているので、必要な紙類は買い置きし、使ったら補充するサイクルを作っておくといいですね。

置き場所が限られる場合は、5倍巻きタイプがおすすめです。買いに行く頻度も減りますし、コスパもいいですよ。