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『婦人公論』8月号(7月15日発売)では、「豪雨、地震、台風……今すぐ見直すわが家の防災」という特集を組み、自然災害への備えについて特集しました。そのなかから、選りすぐりの記事を配信します。
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災害に見舞われた時、各自治体は、倒壊や浸水などの危険がなく、安全が確保できる場合は、自宅で過ごす「在宅避難」を推奨しています。防災士が伝授する、1週間に必要な備蓄品を確認し、準備しておきましょう(構成=村瀬素子 イラスト=草野かおる)

停電対策、断水対策に必要なものは?<1>よりつづく

感染予防・衛生管理

□ トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ペーパータオル…各1ヵ月分
□ ウェットティッシュ
□ 消毒用アルコール
□ 塩素系漂白剤、重曹
□ 使い捨て手袋

〈あると便利なアイテム〉
□ 除菌消臭スプレー
□ ドライシャンプー
□ 介護用清拭シート
□ 歯磨きシート

水が使えない状況下では、ウイルスなどに感染しないよう、平常時以上に清潔を心がける必要があります。そのため、手指用の消毒用アルコールとウェットティッシュは必須アイテムです。

新型コロナウイルス感染症予防でも推奨された、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)も常備を。水で薄め、ドアノブや机などを拭けば除菌できます。

重曹は、石鹸や洗剤代わりに使える万能品です。自然由来の成分で、すすぎに多量の水を必要としないため、断水時の洗濯に役立ちます。また、入浴ができず髪が脂っぽい時には、重曹を溶かしたお湯を軍手にしみ込ませて頭皮をマッサージするとさっぱりしますよ。

体の汚れは、介護用の清拭シートがあれば利用しましょう。なければ、お湯で石鹸を溶かしたらタオルに染み込ませて体を拭き、別のタオルにすすぎ用のお湯を染み込ませて拭き取ります。こうすれば、少量の水で清潔に保つことが可能です。