年齢を重ねるほど冒険できる
3か月間のレッスンの中で最も心に響いたのは、「年齢を重ねるほど冒険できる」という西先生の言葉。「似合わなくなる服もあるけれど、代わりに年を重ねたからこそ着られるようになる服も必ずある」と先生は言います。
私も先生と同世代だからこそ、その言葉に説得力を感じます。父が亡くなった後、我が家で同居していた実母は90代を迎える頃から足腰が弱っていきました。私も、自分ひとりで自由に歩けて人生を楽しめるのは、あと10年くらいかもしれません。だったら、自分がやりたいことは全部やっておきたいなって。
『着る学校』で、同世代や自分より若い世代など、色々な世代の生徒さんたちと一緒に勉強したことも大いに刺激になりました。若い人からは、スマホで自撮りをするときは遠隔シャッターを使うと便利とか、私の年代ではわからないような情報も教えていただいたり、世代を超えて励まし合ったり…。3カ月間のレッスンでだけでは物足りない。まだまだおしゃれの勉強をしたいので、目下、西先生の個人レッスンを受けているところです。
    
もっと若いときにこの学校に出会えていたらと思うこともありますが、「70代はとんがる」という西先生のエールと笑顔を忘れずに、これからもおしゃれを楽しみながら、毎日を前向きに過ごしていきたいと思っています。
        
着る学校は、「スタイリング=着る力」を学ぶコミュニティ(登録無料/一部、有料レッスンあり)。『着るを楽しむ!着る力が身につく!』をコンセプトに、様々なレッスンを通じて、おしゃれの知識や情報を知ることができます。現在、40〜60代を中心に6,200人以上の女性が登録、80代の方も積極的にレッスンを受講しています。
ご紹介した生徒さんが受講したレッスンは「着るレッスン 基礎コース」。3ヶ月間、基礎知識を学ぶオンライン授業(全6回)と、講師が日々のスタイリングに直接アドバイスをしてくれるチャットレッスンで学ぶ有料レッスンです。
洋服を楽しむのに年齢は関係ありません。人生100年時代、私たちと一緒におしゃれをもっと!もっと!!楽しみましょう。
着る学校公式サイトは→こちら
        
             
            西ゆり子
            スタイリスト
            1974年にスタイリストとして独立。『MISS』『non-no』などの雑誌や広告のスタイリングを手がけた後に、『11PM』『なるほど!ザ・ワールド』を皮切りにテレビの分野に活動を広げ、テレビ番組におけるスタイリストの草分け的存在となる。現在も“ドラマスタイリスト”としてテレビドラマと映画を中心に手がけるほか、バラエティ・歌番組・CMとジャンルを問わずに活動。これまで担当した作品は『ギフト』『きらきらひかる』『電車男』『のだめカンタービレ』『セカンドバージン』『リーガル・ハイ』『ファーストクラス』『家売るオンナの逆襲』『時効警察』『七人の秘書』等、およそ200作品。2019年度、「日本女性放送者懇談会50周年特別賞」を受賞。現在は、着こなしやファッションをテーマにした社員研修や講演を行うほか、一般個人向けに、理論と実践で「着る力」を学べる「着る学校」も展開。著書に『ドラマスタイリストという仕事 ファッションで役柄をつくるプロフェッショナル』(光文社刊)、『ドラマスタイリスト 西ゆり子の 服を変えれば、人生が変わる』(主婦と生活社刊)。ブログ/instagram/着る学校(学校長)