さらに、もずくは「フコイダン」という食物繊維も含んでいて、摂取することで腸内環境を健全にし、肌のバリア機能を高める効果が期待できます。
そう語るのは、「アメリカ免疫学会」でフコイダンの免疫に関する論文を発表している九州大学大学院の宮﨑義之准教授。
フコイダンは海藻類特有の成分で、ワカメや昆布などにも含まれていますが、もずくの含有量はそれらの5~10倍ほど! そのため、フコイダンを効率的に摂取するならもずくがおすすめです。
さっぱりしたものが食べたくなるこの季節、熱中症・肌荒れ対策の意味でも、日々の食事にもずくを取り入れてみてはいかがでしょうか。
宮﨑義之
九州大学大学院 農学研究院 食品免疫機能分析学寄附講座 准教授
九州大学大学院農学研究院で博士号取得後、同大医学部研究員、佐賀大学医学部助教。2016年に九州大学大学院農学研究院生命機能科学部門准教授に就任。国内で初期からフコイダンの免疫メカニズムを解明する研究に携わり、現在はヴェントゥーノ社と共同で、幅広い食品の免疫機能に関する研究を実施している。ノーベル賞受賞者を輩出する、世界各国で活躍する免疫学者が一同に集う世界最大規模の学術組織「アメリカ免疫学会」でフコイダンの免疫に関する論文を発表している。
「婦人公論.jp」編集部
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