水溶性食物繊維で対策を

大腸の砂漠化対策には、こまめな水分補給に加えて「水溶性食物繊維」の摂取がポイントです。

水溶性食物繊維は小腸では消化されず、また水に溶けてゲル化する性質があります。

そのため、摂取することにより便にうるおいをもたらし、腸内環境を整える効果が期待できます。

水溶性食物繊維を含む食品にはきのこ類や豆類、ごぼうなどがありますが、特におすすめなのは海藻類です。

宮﨑准教授によると、海藻類には「フコイダン」や「アルギン酸」といった複数の水溶性食物繊維が含まれていて、より効率的に大腸の砂漠化対策ができるといいます。

加えて、海藻類はさっぱりした味わいなので、暑さで今ひとつ食欲がないときでも食べやすい食品です。