現代語訳は…

これを現代語に訳すと、次のようになります。

情けをかけるのは、人のためではない。

ただ自分が満足できれば、それだけでいいと知っておこう。

人にかけた情けは忘れても、自分がかけられた情けは、ずっと忘れないようにしよう。

要するに、人に優しくすることは、相手のためだけでなく、後で自分にも還ってくるのだから、人に見返りなど求めず、自分が満足するだけにしておこう……ということですから、この考え方に私も同感です。

『なぜか人生がうまくいく「優しい人」の科学』(著:和田秀樹/クロスメディア・パブリッシング)