その日その日を最高のステージに

よく、体力を維持するために何をしてるんですか?などと聞かれるのですが、いつも答えは同じ。「ほとんど何もしてません」。(笑)

でもよく考えてみると、暴飲暴食はしないし、四六時中音楽と触れ合っていますね。プロである以上、常に音楽と共に生活をすべきなのではないでしょうか。若いときからその意識は忘れていないので、それがこの60周年の原動力になっているかもしれません。今でも朝早く起きて、クラシックを聴いています。

そしてもちろん歌うことは大好きですが、いろいろな曲を聴いては作曲家の意図を考えたり、どうしてここでマイナーコードを入れているんだろうなどと探ることも大好きで、音楽に関しての興味が尽きないんです。それも原動力になっているような気がします。

9月4日からの10日間、確かに無謀な挑戦かもしれませんが、自信はあります。その日その日を最高のステージにするために、その都度完全燃焼する。これはいつもの僕のポリシーです。出し惜しみせず、その日の舞台をまっとうする。お客さんに喜んでもらうためにはそれしかありません。

9月のコンサートが終わったら、10月末からは約1カ月、大阪新歌舞伎座が控えています。特別ゲストは坂本冬美さん。ここでも完全燃焼できそうです。その前に、みなさん。ぜひアイマショウで会いましょう!

※次回は「五木ひろしが語る~~昭和歌謡史(13)」をお届けします。


発売日:2024年3月13日(水)
価格:1,500円(税込)
品番:FKCM—54
発売元:株式会社ファイブズエンタテインメント
販売元:キングレコード株式会社

収録内容

1、こしの都 作詞:合田道人 作曲:五木ひろし 編曲:若草 恵
福井を題材にした楽曲で、こしは越前の「越」を意味する。
壮大でドラマチックな作品となっている。

2、ひろしま雨情 作詞:小石 幸 作曲:五木ひろし 編曲:佐藤和豊
広島県を題材にしたシングル曲は初となる。ムード歌謡に仕上がっている。

3、こしの都(オリジナルカラオケ)

4、ひろしま雨情(オリジナルカラオケ)