所得税を割り出すための税率

配偶者控除は所得控除のひとつです。

妻の収入が103万円以下の場合、控除金額は38万円(※夫の給与年収1095万円以下の場合)。

所得税は課税所得に税率を掛けて決まり、課税所得が高いほど所得税率は高くなります。

配偶者控除を受けられれば、その分だけ所得税の計算の基となる課税所得を減らせて、夫の所得税負担を軽減できます。

なお、課税所得から所得税を割り出すための税率は、源泉徴収票には書かれていません。

夫の課税所得がわかったら、所得税の速算表(下記)から該当する税率を選んで所得税を計算します。

<『「扶養の壁」に悩む人が働き損にならないための38のヒント』より>

例えば、課税所得金額が500万円の場合なら、「500万円×20%−42万7500円(控除額)=57万2500円」が所得税ということになります。

※本稿は、『「扶養の壁」に悩む人が働き損にならないための38のヒント』(発行:東京ニュース通信社、発売:講談社)の一部を再編集したものです。


「扶養の壁」に悩む人が働き損にならないための38のヒント』(著:塚越菜々子/発行:東京ニュース通信社、発売:講談社)

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