「人数×回数×日数」で携帯トイレを常備する
自宅で避難生活を送るには、携帯トイレの備えが欠かせません。では、携帯トイレはどのくらい必要になるのでしょうか?
携帯トイレの必要数を計算するには、避難生活を送る人数、1日当たりの排泄回数、そして避難生活を送る日数を想定する必要があります。
これらが分かれば、「人数×排泄回数×避難日数」という計算式で、携帯トイレの必要数を導き出すことができます。
ここでは仮に4人家族を想定してみます。排泄回数は一人ひとり異なりますので、それぞれが実際に数えてみることをおすすめします。
内閣府(防災担当)が作成した「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」では、1日当たりの平均的なトイレ使用回数の目安は「5回」と記載されています。
避難日数は災害規模によって大きく異なりますが、国が定める「防災基本計画」では、住民に対して最低3日間、推奨1週間分の携帯トイレ・簡易トイレ、トイレットペーパー等を備蓄することを啓発するように記載されています。
以上をまとめると、4人家族であれば次のような計算になり、140回分の携帯トイレが必要になります。