これを機に…
父は地元で仕事を探してくれると言っていたが、出版社で経験を積んできた私は、この機会に作家として独立しようと考えた。
そうして私たち親子は東京を離れ、生まれ育った町へと帰ってきた。もし私が働きたいと言い出さなければ、夫との関係が崩れることはなかっただろうか。いや、きっとどこかのタイミングでほころびが生まれていたはず。
何より自分が働くという選択をしていたおかげで、離婚に踏み切れた部分は大きい。大学進学を薦め、キャリアを積ませてくれた父と、私が手に職をもつ女性になるよう願ってくれていた母には、今更ながらに感謝の気持ちでいっぱいだ。
『【コミック版】オーマイ・ダッド!父がだんだん壊れていく』(著:森久美子 , 作画:とんがりめがね/中央公論新社 )
(WEBメディア『婦人公論.jp』で好評を博した連載を電子オリジナルコミック化!
95歳・男やもめの頑固な父を67歳の一人娘が介護する――
笑えて泣けて、ちょっと切ない…
肩の力が抜ける、失敗だらけだけれど温かい、父と娘の老々介護の話
もしや認知症? プライドが高い父
とうとう父は事故を起こした
父、熱中症で動けなくなる
恐れていた郵便
親たちを介護し、49歳で母は逝った
歩ける父は入院を拒否された
老いは必ずやってくる。
親への失望、ジレンマ、迷い、自責の念――
選択の連続、終わりもわからず、つらく切ない日々でも、日常の小さな喜びを繋ぎ合わせて悔いのないゴールを迎えるための処方箋







