これを機に…

これを機にこっちに帰ってくるのはどうだ?(マンガ『オーマイ・ダッド!父がだんだん壊れていく』)

父は地元で仕事を探してくれると言っていたが、出版社で経験を積んできた私は、この機会に作家として独立しようと考えた。

そうして私たち親子は東京を離れ、生まれ育った町へと帰ってきた。もし私が働きたいと言い出さなければ、夫との関係が崩れることはなかっただろうか。いや、きっとどこかのタイミングでほころびが生まれていたはず。

何より自分が働くという選択をしていたおかげで、離婚に踏み切れた部分は大きい。大学進学を薦め、キャリアを積ませてくれた父と、私が手に職をもつ女性になるよう願ってくれていた母には、今更ながらに感謝の気持ちでいっぱいだ。

第21話へ続く

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【コミック版】オーマイ・ダッド!父がだんだん壊れていく』(著:森久美子 , 作画:とんがりめがね/中央公論新社 )

(WEBメディア『婦人公論.jp』で好評を博した連載を電子オリジナルコミック化!

95歳・男やもめの頑固な父を67歳の一人娘が介護する――
笑えて泣けて、ちょっと切ない…
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選択の連続、終わりもわからず、つらく切ない日々でも、日常の小さな喜びを繋ぎ合わせて悔いのないゴールを迎えるための処方箋

【コミック版】オーマイ・ダッド!父がだんだん壊れていく
【コミック版】オーマイ・ダッド!父がだんだん壊れていく
作者:森久美子、とんがりめがね
出版社:中央公論新社
発売日:2026/2/27
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