現代の老害は年齢だけではない
このケースのように「年下の上司(業務経験が豊富)」と「年上の部下(人生経験が豊富)」の関係性は、双方に双方のメンターとなれる要素がありますので、互いに敬意を持った関係性が築ければ「メンター&メンター」となり最高の組み合わせになります。
しかし反対にその関係性が築けないと「老害VS老害」で互いに攻撃し合う危険性もはらんでいます。
同様の例として、他社から引き抜かれてきた人材が中途入社でその会社のリーダーとして部下を率いていくとき「社歴の浅い上司&社歴の長い部下」という組み合わせになります。
この場合も、相互に補完し合い最高のチームになる可能性もある半面、反目し合ってバラバラなチームになってしまう危険性もあります。
現代の「老害」というのは単に年齢だけではなく、若い年代の人においても、十分キャリアを積まれて強みを持っている方でしたら若くしてメンターにもなる半面、若くして老害にもなりうる可能性があるということです。
※本稿は、『メンターになる人、老害になる人。』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。
『メンターになる人、老害になる人。』(著:前田康二郎/クロスメディア・パブリッシング)
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