ますます面白くなる相撲
さて、6日目の大相撲放送には、パリオリンピックのレスリング・グレコローマン77キロ級の金メダリストの日下尚さんがゲストとして登場。日下さんは中学3年生まで相撲をやってきて、オリンピックの前に佐渡ヶ嶽部屋で相撲の稽古をした。相撲と同じく、レスリングも下から上へ押すのが対戦相手に効くのだそうだ。
7日目は、「いまさら聞けない!?大相撲」として事前に募集し、1万1,719件から選んだ質問に仕切りの合間に答えるというスペシャル番組だった。
相撲教習所の土俵で、甲山親方(元前頭11枚目・大碇)が説明し、清見潟親方(元関脇・栃煌山)と楯山親方(元前頭6枚目・誉富士)が廻し姿で実演。「突き落とし」「引き落とし」「はたき込み」の違いなどが分かり、ますます相撲を見るのが面白くなった。
興味深かったのは、昭和30年夏場所から決まり手を発表して以来、十両以上で「掛け反り」「しゅもく反り」「外たすき反り」をした力士がいないことだった。「しゅもく反り」の実演として、高木優吾アナウンサーが楯山親方の肩に軽々と担ぎ上げられるという几帳な姿を拝見できた。