ジャケットの着方

まずは着方。

(1)きちんと着る
(2)袖を通さず肩に羽織る
(3)ボタンをまん中だけ留めて、ベルトでウエストマークをする

『見て触って向き合って 自分らしく着る 生きる』(著:大草直子/マガジンハウス)

実は、シングルタイプだと(2)には分量が足りないことが多い。

よほど柔らかな素材で長めの1着なら別ですが、(3)もバランスが取りづらい。

良い例があります。「男はつらいよ」で、渥美清さん演じる寅さんが肩にはらっとひっかけているジャケット。ダブルです! シングルは肩から落ちてきてしまう。

着方にバリエーションがあればシーン、季節、中に着るものによってアレンジできるので週に何度も登場してくれて、かつ、スタイリングに自分が飽きない。

Tシャツにデニムなんていう着こなしにも、花柄のシルクのワンピースにも、トレーナーにレギンスにも。本当に何にでも合うので、オススメです。

夏は乾いたベージュのリネン、秋冬は、ネイビーでも良いし黒でも。

もちろん、イギリス紳士を連想させる、グレーのウールも素敵です。