おじいちゃんが遺してくれた服

最近は悟さんの服を着る機会が増えている。

あるとき、美江子さんが「これ着んか?」と祖父が遺した服を見せてくれた。

『TAKASU TILE 自分をHAPPYにする暮らし方: 家づくり、畑仕事、日々の料理、おばあちゃんとの時間』(著:高須亮佑/誠文堂新光社)

ジャケットにネクタイ、シャツにジャンパー、ポロシャツにニットにベストなど、祖父が亡くなる直前まで着ていたものだ。

見た瞬間、「かわいい!」とテンションが上がった。

カラフルな色味が僕好みで、どれも保存状態がよく、タグが付いたままの服も少なくなかった。

昔の服だからか、仕立てがよくて、肌触りもいい。肌が弱い僕にとって、綿100パーセントのものが多いのも嬉しいポイントだった。