まひろの物語を再読する道長
さらにドラマ後半、道長が敦成親王を抱きながら歩いていると、彰子と敦康親王の姿が目に留まります。
くるくると回った後、「おゆるしを」と言いながら彰子のひざに頭を乗せて、戯れようとする敦康親王。
道長は、その二人のやりとりを離れた廊下から凝視します。
その後、局に戻り、まひろの書いた物語をあらためて読み始めた道長。
まひろの声で「光る君は幼心にも、ささやかな花や紅葉に添えて、藤壺をお慕いする心をお見せになります」という一節が読みあげられた直後、道長は物語から顔を上げ、何かの決意をかためる様子を見せます。
その後、さらに場面が変わり、行成を呼びつける道長。
すると道長は険しい表情で、行成に対し「敦康親王の元服の日を急ぎ陰陽寮に決めさせ、帝へ速やかに奏上すること」を強く命じるのでした。