たとえば、ポイント還元率が5%という状況で、1000円をキャッシュレスで支払うと、50円分のポイント(1ポイント=1円の場合)がもらえます。このポイントが使える店で次回、50円分の買い物、あるいは値引きが受けられるわけです。大手コンビニなどのように、その場で実質値引きしてくれる店もあります。

「簡単に払えるから使いすぎが心配」という声も聞かれますが、チャージ金額の上限を決めたり、こまめに利用状況をチェックすることでむしろ家計管理にも役立ちます。たとえば電子マネーやクレジットカード、銀行口座と連携して自動的に記帳されるタイプの家計簿アプリを使えば、簡単に家計の「見える化」ができます。「コンビニでちょこちょこお菓子を買っている」などの無駄遣いに気づいて、日々の節約にも役立てられるでしょう。

 

2 電気・ガス料金プランの見直しを

ほかにも主婦向けのセミナーで質問してみて驚くのが、2016年に始まった「電力自由化」、17年からの「ガス自由化」による料金プランの見直しをいまだに実行していない人が多いこと。これも非常にもったいない。

電気とガス事業に市場競争を導入することで、たとえば自然エネルギーを使った電力などのサービス内容や、お得な料金プランを自由に選べるようになりました。「価格.com」や「エネチェンジ」といった比較サイトで、居住地域と毎月の使用量などを入力すればいくら安くなるかの試算もでき、申込みも簡単です。

それで年間に数千円から数万円(ちなみにわが家では自然電力に切り替えることで、電気料金が年間約7万円下がりました)が節約できるのですから、利用しない手はありません。

 

3 格安スマホ、格安SIMを検討すべし

格安スマホや格安SIMも、関心が高いわりに取り入れている人は少ない印象ですね。通話料金がやや高い、通信速度が遅いなどのデメリットはありますが、端末代を除いて月に1500~2500円程度という料金の安さが何よりの魅力。長時間の通話はあまりしない、使うのはメールやLINEなどのSNSばかりという人は、乗り換えを検討してもいいでしょう。