ねえ、チンして

避難先の学校で震災の被害の大きさをあらためて知った米田家。教室にて商店街の面々と再会します。

真紀たちの動向が分からない中、困っている人を放っておけない聖人は被害を受けた人の助けに。そんななかでも、結は佐久間美佐江の子・菜摘に「今日幼稚園休みかな」「一緒に遊べるね」などと無邪気に話しています。

その日の夜。

不安と疲労が募るなか、ろうそくの灯りだけがともる極寒の教室に地元の雅美(安藤千代子さん)がやってきて、「2人につき1つずつ」とおむすびを配り始めました。

おむすびを1つだけ受け取った愛子。3つに割って結と歩に渡しますが、冷え切ったおむすびを口にした結は思わず「おばちゃん。これ冷たい。ねえ、チンして」と雅美に頼んでしまいます。

すると雅美は、電気やガスが止まっていて温められないことを結に謝りつつ、大好きだった神戸の街が壊滅的被害を受けて辛い、という想いを涙ながらに語るのでした。