グループ時代とはテーマが変わった
「9月後半ぐらいからライブの準備をしたり、アルバムやツアーのプロモーションで地方のテレビ局やラジオ局などにも伺ったりして、あぁ、昔みたいだな~って思いながら楽しめています。パパイヤが、このライブをやることを殊の外、喜んでくれていて、今年5月の僕の誕生日を記念して開いたディナーショーの動画を常に持ち歩いて、色んな人に見せてくれてもいます」と語る錦織さん。
話を聞けば聞くほど、パパイヤさんがニッキさんのダンスの大ファンであり、少年隊時代のファンの皆さんに「リズムのとり方からステップの踏み方まで、ニッキは、“こっちの人”」と言っているのが印象的でした。“こっち”について錦織さんに解説してもらいましょう。
「こっちが良くて、そっちが良くないとか、そういう話ではないんです。グループ時代は、ショーとして見せる形でしたから、アーティストとお客さんとの間に“距離感”はあったと思うんです。でも今は、パーティー形式で一緒に楽しんでもらうことをテーマにしています。レースに例えると……ってマッチさん(近藤真彦さん)みたいだけど(笑)、コース取りしたレーシングカーを観覧席で見るのではなく、街をみんなでドライブしているカンジと言えばわかりやすいかな。それもツーシーターのクルマ……、あ、それじゃあパパイヤと僕だけになっちゃうか(笑)。3人乗りのクルマで、お客さんと僕とパパイヤとで街に繰り出すイメージですね」