溜息が増えたときが目安
2つ目のトラブルは「家族の仲が悪くなること」です。
どうしようもないケースもありますが、誰がやるのかやらないのか、実際の役割分担とお金の役割分担をはっきりさせておくことが大事です。介護をする人だけが疲弊したり、外に頼めなくなったりしていないかの確認をしましょう。色々な補助施策もあります。
またこの場合の問題は、「介護人が疲弊している」ことを、どこのタイミングで話し合うか(助けてもらうか)が重要ですが、これは、「しんどい」という自覚がなくても、「溜息が増えた」ときを目安にするとよいでしょう。
迷わず早めに外(専門家・第三者)の意見を入れることで、トラブルの拡大を防げます。
1つ目も2つ目もですが、まずはメインで介護する人間が健やかでいることで防げることは多いです。ぎすぎすしたり喧嘩したりするのも、我慢してしまうことと閉鎖的になってしまうことが原因であることがほとんど。どの段階で「休むか」「外に相談するか」「身内に助けを求めるか」を決めておきましょう。特に家族間でのトラブルは激化する前に止めたいところなので、我慢せず「専門家を挟む」ことにしましょう。