「ここにいてはなりませぬ!」 今にも息絶えそうな宋の医師・周明。 従者・乙丸が「ここにいてはなりませぬ!」とまひろに訴える。 刀伊の襲来で混乱する船越の浜辺。 泣きわめくまひろ。乙丸に手を引かれて退避する。 「生きておれよ…」と出家した道長がつぶやく。