あのオープニングがもう流れない寂しさ
「いやあ、頭が真っ白になっています。最終回を観終わったばかりの人たちの前にいるのが、不思議な感じですね」。最終回を迎えた心境を問われた柄本さんからは、率直な感想が。「(撮影初日が)ついこのあいだのことのような感じがして……。長いなあと思ったときもあったのですが、やっぱり、あっという間でしたね」
吉高さんも、「撮影からこれまでの期間が、走馬灯のように頭のなかで巡って……」としみじみ。「でも、まだどこかで終わっていないような感じもするんです。あのオープニングが、もう流れないのかと思うと、寂しい気持ちでいっぱいです」
そして、この日、お礼のために参拝した平安神宮や上賀茂神社でのツーショット写真が会場のスクリーンに。
「クランクインのときにもお邪魔した場所なので、初日の気持ちがよみがえってきました。『大河ドラマとは、どういうものなのだろう……』なんて思いながら、よくわからずに平安神宮を歩いていたんですよ」と、吉高さんが思い出を語れば、柄本さんも「僕も、何がなんだかわからないまま歩いていました」などと応じるなど、息の合ったところを見せてくれました。
また、柄本さんは京都で初日を迎えたことに特別な想いを抱いていたとか。「16、17くらいのときから、京都の撮影所でお世話になっていて、長いときは4ヵ月くらい京都にいることもあったんです。それ以来、撮影で何度も来させていただいています。そんな場所で、こんなに大きな作品の初日を迎えられて、うれしかったですね」