「信販系ギフトカード」がもらえる銘柄
「JCBギフトカード」や「VJAギフトカード」のようなギフトカードを「株主優待」にしている企業もあります。
地方のスーパー連合(丸久、マルミヤストア、マルキョウ)であるリテールパートナーズ(8167※)(株価1,224円、最低投資額12万2,400円)は、100株だとJCBギフトカード1,000円(年間2,000円)がもらえます。「株主優待」では、買い物優待券(1,000円ごと100円引きになる)も選べます。権利は2月8月。配当利回りは3.10%。
1,000株以上、3年以上継続保有だと長期保有の追加優待もあります。
※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。
北海道や青森、岩手に店舗を構えるスーパーのアークス(9948)(株価2,611円、最低投資額26万1,100円)でも、「株主優待」でギフトカードがもらえます。2024年2月権利、100株では、アークス商品券2,000円分、VJAギフトカード2,000円分、青森県産りんご約3kg、アップルジュース30本から選べました。配当利回りは2.76%。
権利は2月です。筆者も、「株主優待」を何度ももらったことがありますが、おとりよせ品としても有名なシャイニーの「ねぶたジュース」や、蜜入りの青森県産りんごはどちらもおいしかったです。ギフトカードと比較すると、ジュースやりんごのほうが価格としては高いようですが、ギフトカードも実用的で魅力があると思います。
ホームセンターのナフコ(2790)(株価2,005円、最低投資額20万500円)でも、ギフトカードの「株主優待」があり、UCギフト券かナフコお買物券を選べます。権利月は3月9月の年2回。配当利回りは2.89%。
気をつけたいのは、ギフト券のほうを選ぶと、ナフコお買物券をもらう場合よりも額が下がってしまう点です。ギフト券を選んだ場合、3月1,000円と9月500円で、もらえる額は合計で年1,500円分です。これに対し、ナフコお買物券を選ぶと3月2,000円、9月1,000円で合計3,000円分がもらえます。近くにナフコがある人や、ナフコオンラインショッピングが使えるならナフコ商品券のほうがもらえる額面は多いです。
中古車買い取りの「ラビット」を運営するユー・エス・エス(4732)(株価1,332円、最低投資額66万6,000円(500株購入時))の「株主優待」もギフトカードです。
権利は3月9月。配当利回りは3.12%。100株だと500円のQUOカード、500株だと三井住友VJAギフトカード2,000円(年4,000円)、1,000株だとカタログギフト5,000円分(年1万円分)がもらえるので、ギフトカードが欲しいと思うのなら500株にして、減らさず増やさず保有するのがよいでしょう。
そして、アサンテ(6073)(株価1,658円、最低投資額16万5,800円)の「株主優待」はJCBギフトカードで、権利は3月9月の年2回。100株で1,000円分(年間2,000円分)がもらえます。配当利回りも3.74%あります。
株を買う時は、「企業名 営業利益」といったように営業利益も見ておきたいものです。配当利回りも確認し、「株主優待」が廃止になった場合でも保有しつづけられそうかも考えておくのがよいでしょう。