誤嚥性肺炎か、それ以外の肺炎か、正確な判断は難しい

ただ、死因が誤嚥性肺炎であったのか、それ以外の肺炎であったのか、正確な判断は困難です。

臨床医が死亡診断書を書く際、ご遺体を見ただけでは肺炎か誤嚥性肺炎であったのか区別できません。病理解剖したとしても、明確な区別はつきません。

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死因の決定は亡くなった方が誤嚥を繰り返していたとか、あくまで総合的な臨床判断によるものです。統計データに示された数字はおおまかな目安と考えたほうがよいでしょう。

いずれにしても、肺炎は死亡リスクが高い病気の1つであることは変わりません。