肺炎で亡くなる人の97%以上は65歳以上で、加齢とともに増加
肺炎で亡くなる人が増えている理由は、日本人の高齢化です。2020年の厚生労働省の統計によると、肺炎で亡くなる日本人の97.6%(新型コロナウイルスによる感染症は含まない)が65歳以上となっています。
さらに肺炎による死者数は年齢が上がるごとに増加します。下のグラフは、性別・年齢別の主な死因の構成割合を示したものです。男女とも60歳以上になると年齢とともにその数が増えているのがわかると思います。
ちなみに、2020年のデータによると、肺炎による死者数が前年よりも減っています。肺炎も呼吸器感染症の1つなので、新型コロナの感染対策としてマスクや手洗いを徹底したことが理由ではないかといわれています。
ただ、大きな傾向を見れば、肺炎で亡くなる高齢者は増えていますし、年齢が高くなるほど亡くなる人の数も増加します。