<前回のあらすじ>
「あんたのお父さんも、人殺しなんだよ」 羽田芽衣の父親・潤(萩原聖人さん)に裏の顔があると話した篠原翠。西島奏多は、普通ではない翠の言動に腹を立てるが、芽衣はなぜ翠が自分に悪意を向けるのか知らなければと思う。
ある日、芽衣は、桐田父娘のフォトウェディングを担当することに。男手一つで彩名(佐藤めぐみさん)を育ててきた正義(大鷹明良さん)は、手術前にどうしても娘の晴れ姿が見たいと願っていた。
一方、彩名は妊娠のことを正義には告げておらず、サプライズを仕掛けたいと考えていた。「お父さんには絶対内緒で」と芽衣に打ち明ける彩名だったが……。
そんな中、芽衣は、相沢龍之介とともに潤が働いていたスーパーを訪れる。店長の三島(しゅはまはるみさん)によると、去年の1月にも芽衣が店にやってきたという。芽衣が記憶喪失のことを明かすと、三島は「あんまりショック受けないでね。前来たときみたいに」と言って、潤がつけていた業務日誌を差し出し――!?
潤と篠原佐江(酒井美紀)の知られざる関係が明らかになったとき、芽衣に再びトラブルが襲いかかる!
正義に、彩名の妊娠がバラされてしまうというトラブルが発生。それは翠がやったことだと気がついた芽衣。翠と言い合いになり、思わず突き飛ばしてしまったことで、溝口(おばたのお兄さんさん)からはしばらく休んで自分を取り戻すように、と言われてしまう。
桐田父娘の担当を外された芽衣だったが、最後までやらせてほしいと懇願。彩名は拒否するが、正義が「もう一度お願いしましょう」と言ってくれたことで、再び担当になれる芽衣。正義からは、撮影場所の演出をお願いされることに。
撮影当日。桜の花の飾りや装飾がされた空間を前に、彩名は「桜はお父さんのNGリストに入れた花」だと怒り出してしまう。翠もリストをちゃんとチェックしなかったのかと、芽衣を責めるが……。
実は、正義から芽衣に桜の装飾を頼んでいたことが明らかになる。そして正義に妊娠をバラしたことなど、これまでの悪行がバレてしまう翠は、契約解除されるのだった。
そんな中、昨年1月にスーパーで話を聞いた後、潤の遺品を調べたことを思い出した芽衣は、潤から佐江に宛てられた手紙を発見する。
潤は、佐江からある打診をされていた。それは、佐江や翠と一緒に暮らしてもらえないかというものだった。手紙には、芽衣が高校を卒業したら、佐江や翠を守ることも想像したが、先が長くない自分には不可能だとわかったこと。佐江に対して、失礼な態度を取ってしまったことへの謝罪の言葉などがつづられていた。
翌日。翠を呼び出した芽衣は、潤の手紙を手渡した。潤が佐江のことをちゃんと受け止めていたことを告げた芽衣は、「この手紙を書いた翌日、手術して、そのまま意識が戻らなくなって……。そのせいで、翠のことを苦しめて……ごめんなさい」と伝えた。
しかし「今さら、謝っても無駄だから」と翠は潤の手紙を破り捨て――。
そんなある日、ハートモーメントには、篠原健次郎(石黒賢さん)の姿があった。健次郎は、「こちらの会社に篠原翠さんはいらっしゃいますか?」と問いかけて……。
一方、翠の元には菊の花束が届いた。「父より」という宛名を見て悲鳴をあげた翠。慌てて佐竹(渋谷謙人さん)に電話した翠は、「あの人に居場所が知られたの。怖い!」と告げて……!?