捨てて後悔
「捨てた後で後悔した経験がある」という方、いらっしゃいますよね。その後悔が強ければ強いほど「捨てたくない」という想いも強くなるのかも。
状況が変わって、捨てた後で使う必要が出てきたのであれば、これは仕方がない。
避けたいのは「必要だと分かっていたのに、誤って捨ててしまった」「大切なものだったのに、うっかり捨ててしまった」という後悔です。
「誤って」「うっかり」を繰り返さないには、たとえば、ペン立てに放置したままの書けないペン、いつもらったのか分からない化粧品サンプル、襟や袖が伸びきったシャツなど、「たとえ捨てても、その先で問題が起きないモノ」「代わりのききやすいモノ」が何か、普段から認識しておくことが大事かもしれません。
大切にしていたモノについては、捨てることに慣れていない状況では、判断を誤ることがあるかもしれませんので、着手はやはり後回しに。
まずは、物理的に傷んでいたり、壊れているもの、明らかにもう使わないモノなどから捨てましょう。
以上、捨てられない人の思考パターンを検討しました。
「家の中でモノを探しまわることが多い」「何を持っているか把握できていないために、同じものを買ってしまう」「使わないまま放置しているモノが、家の中にたくさん」…。
いずれもモノが多すぎることが引き起こす弊害です。またリサイクルという手段が一般化した現代、まだ使えるモノを放置して駄目にしてしまうのは、むしろモノを大事にしていない、とも言えるのではないでしょうか?
「捨てる」「処分する」を妨げる理由を知り、片づけを前向きに進めるきっかけにしていただけたらと思います。
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