「相続対策をしている」人はわずか13.8%
次に、相続対策をすでにしているかを聞いたところ「している」と答えた人は13.8%。年代別にみると「している」と回答した人の割合は、、40代9.8%、50代12.4%、60代19.2%となった。
前回(2023年)の調査結果と比較すると、「している」と回答した人の割合は、全体で3.7ポイント上昇。年代別では60代で上昇幅が4.3ポイントと大きくなった。
そして、相続税対策を「していない」と答えた人に、遺産相続を巡り親族など相続人同士が争う「争族」に陥る心配はあるかと聞いたところ、「心配している」と答えた人は16.2%。争族リスクを感じていない人が大多数を占める結果となった。
そこで、親の遺言の内容を知っているかについて聞いたところ「知っている」は僅か12.0%。
きょうだい間など親族同士の助け合いやコミュニケーションが少ないかどうかを聞いたところ、「少ない」と答えた人は39.1%。
親の資産が分割しづらい自宅などに偏っているかという質問には「偏っている」と答えた人は24.6%という結果に。
相続の際に「争族」には陥らないと考えている人が多い一方、親の遺言の内容を知らない、親戚同士のコミュニケーションが少ない、分割しずらい資産に偏っているなどの「争族」になるおそれがある状況下の人は、少なくない結果となった。
◆調査タイトル :『おとなの親子』の生活調査2024
◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする70歳以上の実の親がいる40~69歳の男女
◆調査期間 :2024年9月10日~9月11日
◆調査方法 :インターネット調査
◆調査地域 :全国
◆有効回答数 :2,000サンプル
(有効回答から性別×年代区分がほぼ均等になるように抽出)
(内訳)
40代:男性/333人・女性/333人
50代:男性/334人・女性/334人
60代:男性/333人・女性/333人
◆調査協力会社 :ネットエイジア株式会社
◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする70歳以上の実の親がいる40~69歳の男女
◆調査期間 :2024年9月10日~9月11日
◆調査方法 :インターネット調査
◆調査地域 :全国
◆有効回答数 :2,000サンプル
(有効回答から性別×年代区分がほぼ均等になるように抽出)
(内訳)
40代:男性/333人・女性/333人
50代:男性/334人・女性/334人
60代:男性/333人・女性/333人
◆調査協力会社 :ネットエイジア株式会社