眼科で受けられる主な検査
眼科で受けられる主な検査項目は次のとおりです。
(1)視力検査
主に「裸眼視力(眼鏡をかけない状態)」と「矯正視力(眼鏡をかけた状態)」を測定します。矯正視力はあくまで目が持っている最高視力を測定したものであり、必ずしも眼鏡作成時に適した度数とは限りません。
(2)眼圧検査
目の硬さを調べる検査で、主に「接触式」と「非接触式」の2種類があります。一般的には、空気を目に当てる非接触式を行うことが多いです。
眼圧の高さと関連する緑内障の診察でよく用いられる検査ですが、眼圧の値には個人差があり、正常な眼圧でも緑内障になるタイプが日本人には多いため、この検査だけでは緑内障の診断は難しいといえます。
(3)眼底検査
散瞳薬(さんどうやく)(瞳孔を広げる薬)を点眼し、目の中を診察する検査です。白内障の程度や緑内障の有無など、目の中に病気がないかどうかを確認するために行います。点眼薬の種類によっては数時間から数日間効果が持続し、目がぼやけたり、まぶしさを感じたりする人もいます。