groundplan クレンジングバーム 90g/カエタステクノロジー、DUO ザ 薬用クレンジングバーム バリア 90g 〈医薬部外品〉 /プレミアアンチエイジング、Yunth 生VCホワイトクリアフォーム 120g/Aiロボティクス、エクセルーラ ムースウォッシュ150g/佐藤製薬、アンバー モイスト スフレウォッシュ 180g/オルビス
(撮影◎ケント・チャン)
花粉やPM2.5だけでなく、ホルモンバランスの乱れなどさまざまな原因で、肌トラブルが出やすい季節。以前と同じ化粧品を使っているのに乾燥が治まらない、化粧ののりが悪いなどの状態を放置していると、肌の老化が加速してしまいます。肌が敏感になっていることを自覚して、できるだけ優しくケアできるアイテムを使いましょう(撮影/ケント・チャン スタイリング/大沼 静 取材・文/古屋美枝)

冬の終わりは肌トラブルが増える

冬も終わりに近づくと、お手入れ法を変えたわけではないのに、肌の状態がよくないと感じた経験はありませんか? それには理由があるのです。

「大きな原因は、肌の乾燥。乾燥が進むと皮膚のバリア機能が低下し、外的刺激を受けやすくなるため、水分の保持ができなくなるのです」と話すのは、内科・皮膚科医の友利新先生。皮膚には、そもそも2つの機能が備わっているのだとか。

「1つは、外的刺激が肌の内部に入らないよう防御するバリア機能。もう1つは、肌内部の水分の蒸発を防ぐ保水機能です。けれど外気が乾燥する冬は、肌の水分蒸散量が多くなり、バリア機能が壊れやすくなっています」(友利先生。以下同)

しかも2~3月は、花粉やPM2.5などの飛散量が増える時期。

「そんなタイミングに、バリア機能が低下した状態だと、異物をはねのける力がなく、かゆみや赤みなどの肌疾患が起きかねません。また、3~4月は生活環境が変わりやすい時期で、自律神経が乱れがちになるため、肌がゆらぎやすくなるのです。特に50代以降の女性は、女性ホルモンの減少により、常に肌が乾燥しがち。ですから季節を問わず、肌トラブルが起きやすい状態といえるでしょう」