血管と神経の密接な関係
さらに重要なことなのですが、血管と神経が一緒に成長してしまうという人間の体の基本ルールがここで問題となります。
膝が痛いのにレントゲンで見るとそこまで悪くない人の膝を実際に観察してみると、異常なモヤモヤ血管がたくさんできているだけでなく、その血管にまとわりついて一緒に伸びている神経がたくさんできていることがわかります。
神経もいびつな形になって増えているために、今までだったら痛くなかったような階段を下りるとか、椅子から立ち上がるといった動作で痛みを感じてしまいます。
神経と血管は隣り合って位置しているだけでなく、お互いに影響し合っています。
神経からは血管をより悪化させるような物質が放出されて、そのせいで血管は拡張します。血管が拡張すると、今度は隣にある神経が過敏になるように人間の体はできています。ですから異常な痛みが出てしまうのです。