入居後しばらく経って
父の言葉にホロっとしてしまった。父が元気になり、こんな素敵な会話をできる日が増えたのがとても嬉しい。
一時は施設に入ることが介護放棄にあたるのではないかと考えたが、目の前の父を見ていると、その考えは消えていった。父が穏やかに過ごせるだけでなく、私自身も笑顔で父と向き合えるという事実が、介護をひとりで抱え込まないことの大切さを教えてくれたように思う。
父の言葉にホロっとしてしまった。父が元気になり、こんな素敵な会話をできる日が増えたのがとても嬉しい。
一時は施設に入ることが介護放棄にあたるのではないかと考えたが、目の前の父を見ていると、その考えは消えていった。父が穏やかに過ごせるだけでなく、私自身も笑顔で父と向き合えるという事実が、介護をひとりで抱え込まないことの大切さを教えてくれたように思う。
大阪府出身。フリーランスのデザイナーとして働きながら、インスタグラムで子育てエッセイ漫画を投稿。「オーマイ・ダッド!父がだんだん壊れていく」が連載漫画、作画デビュー作。
インスタグラム@tongari.megane_digital
ブログ「※あくまでウチの場合。」
https://tongarimegane.napbizblog.jp
1995年朝日新聞社北海道支社主催「らいらっく文学賞」に入賞。以来、多数の連載を持つほか、「食と健康」がテーマのラジオ番組のパーソナリティを務める。農林水産省・食料農業農村政策審議会委員などを歴任。著書に『ハッカの薫る丘で』(小社刊)『古民家再生物語』(小社刊)など。2022年より拓殖大学北海道短期大学客員教授