一晩で五人もの客を押し付けられた瀬川

まずは瀬川に監視をつけてその証拠をつかもうとしたいねでしたが、瀬川と蔦重もそれに気づき、なかなかしっぽを出しません。

そこで「やるしかない」と覚悟を決めたいね。「襲名披露のご祝儀に大金がかかった」といった理由で、瀬川へ一晩で五人もの客を押し付けます。

あまりの扱いに「女将さんは、もう一度四代目瀬川を作るおつもりで?」と伝える瀬川。

しかしいねは「わたしゃ四代目がかわいそうだなんて毛筋ほどもおもっちゃないんだよ。ありゃあ松葉屋の大名跡を潰してくれた迷惑千万なバカ女さ」と話し、瀬川を突き放します。