株価が下がった時に寝込む人は、一生投資するな

自分の性格は、自分でもよくわからないものです。

ただ、自分が投資に「向いている」のか「向いていない」のかは、株式を1つ買ってみればわかります。

『65歳からは、お金の心配をやめなさい 老後の資金に悩まない生き方・考え方』(著:荻原博子/PHP研究所)

株価は、上がる時もあるが、下がる時もある。

たとえば、100万円分の株式を買って150万円になったら、ものすごく嬉しいでしょう。一方で、100万円分の株式が50万円になってしまうことも十分ありえます。

その時に「ああ、50万円も損をしてしまった」と、頭を抱えて寝込んでしまうような人は、投資には向いていません。一生、投資などしないほうが、幸せな人生を送れます。

投資のことなど忘れて、趣味の鉄道写真を撮ったり、孫と近所の公園で楽しく遊んだりしているほうが、よっぽど幸福で長生きできることでしょう。

ただ、100万円の株が50万円になった時に、「おおっ、ずいぶん安くなったな。これなら、100万円で2倍買えるぞ」と、すかさず資金を投入するような人は、もしかしたら投資に向いているかもしれません。

投資はギャンブル、ある意味「ばくち」ですから、大胆なことや損をすることが嫌いな人よりも、前向きに突き進む人のほうが「勝負の女神」に気に入られるという考え方もできます。