退職金は目減りさせないことを優先して
まず、銀行に行く前に、自分の老後にいくらお金が必要なのかをざっくり計算しておき、その分は投資に回してはいけません。
たとえば、貯金と退職金で3500万円が手元にあったとして、老後には3000万円と年金があればなんとかやっていけるとしたら、500万円が投資に回せるお金です。
投資は、たとえ目減りしても諦められる範囲のお金ですべきです。そして、何が起きてもオタオタしないこと。
「投資額は500万円」と決めたら、その枠内で儲けたり損をしたりする。それがゼロになってしまったら、そこで投資はきっぱりやめましょう。
ちなみに、退職金は老後の生活の命綱、増やすことよりも、目減りさせないことを優先して考えてください。
お金の不安が消えるメッセージ
ここまで読んできて不安になった方は、やっぱり投資はやめたほうがいいかも
ここまで読んできて不安になった方は、やっぱり投資はやめたほうがいいかも
※本稿は、『65歳からは、お金の心配をやめなさい 老後の資金に悩まない生き方・考え方』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
『65歳からは、お金の心配をやめなさい 老後の資金に悩まない生き方・考え方』(著:荻原博子/PHP研究所)
「老後資金は4000万円以上用意しなさい」「新NISAを急いでやらないと損」
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