脚本家の橋田壽賀子さんが理事を務める橋田文化財団によって設立され、日本人の心や人と人のふれあいを温かく取りあげた番組と人を顕彰する「橋田賞」。2025年4月6日に33回となる同賞が発表となり、新人賞は2024年に放送されたTBSドラマ『不適切にもほどがある!』などの演技が評価された俳優の河合優実さんが受賞されました。今回は、河合さんの活躍について高堀冬彦さんが語った2024年8月2日の記事を再配信します。
第1話 場面写真 七実を演じる河合優実(左)と、ひとみを演じる坂井真紀(『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』/(c)NHK)
映画界では「天才」と称される俳優
NHKの連続ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(火曜午後10時)が評判高い。幸福と家族の存在が切り離せない主人公・岸本七実の物語である。
七実を演じているのは河合優実(23)。3月に終了したTBS『不適切にもほどがある!』の不良女子高生・小川純子役で一躍知名度が上がったが、このドラマのほうが収録は先。このドラマは約1年前にBSプレミアムで放送されたもので、それが7月9日から地上波で放送されている。
河合はそもそも映画を中心に活動してきた人。デビューから5年で20本以上に出演している。ブルーリボン賞新人賞など数々の賞に輝いており、映画界では「天才」と称されている。その理由が分かるドラマでもある。