「人間の面白さ」
洋七が声をかけてくれて漫才を久々にやりだしたのもそうですし、去年からサンミュージックと業務提携をしていて、事務所にはたくさん芸人もいるので若い人のネタを見る機会も出てきました。
今のお笑いは本当にすごい。正直、もう、僕らはついていけないですよ(笑)。すごいことを今の人はやってるからね。ただ、僕らが若手の頃と一番違うのは「人間の面白さ」というところなんかなと思います。
同年代のぼんちおさむでも、西川のりおでも、そして洋七でも、まず人間として面白い。生き方が普段から規格外。舞台以外のムチャクチャさも舞台上でニオイとして出てくる。それがネタの破壊力につながっていったところはあったと思います。
もちろん、時代が違う。芸人に求めるものが違う。昔と今とではあれもこれも違うんですけど、ネタ以外の雑味が面白さでもあると思うんですけどね。それはどんどんどんどん削ぎ落とされてますよね。それが今なのかもしれないけど。