「喜劇は役者同士のリズム感でいかようにも変わってしまうので、本当に難しい」

新たな冒険をするための勉強会

2011年からは、能楽堂で「若村麻由美の劇世界」と銘打った語り芝居を続けています。自分自身が新たな冒険をするための、いわば勉強会です。

『平家物語』など日本の古典に取り組み、昨年11月には『源氏物語』での生霊と亡霊を演じました。

実は、この5月に出演する『陽気な幽霊』という喜劇でも、主人公の亡くなった元妻――つまり幽霊を演じます(笑)。

夫の再婚相手に嫉妬していたずらを仕掛けていく役どころなのですが、喜劇は役者同士のリズム感でいかようにも変わってしまうので、本当に難しいです。