塩もみ春菊とパルミジャーノの温奴(イラスト:野澤幸代)
うち飯でカンパイ! 和洋中・エスニックの料理に精通するフードジャーナリスト・野澤幸代さんが、とっておきのお酒とメニューを提案。今回はパルミジャーノ・レッジャーノを使ったレシピです(文・イラスト=野澤幸代)

パルミジャーノは和食にも合う、うまみの調味料

パルミジャーノ・レッジャーノといえばすりおろしてパスタにかけることが多いけれど、原形は太鼓のような形をした1個約40キロもある巨大なチーズです。北イタリアの限られた地域で、生乳、塩、天然凝乳酵素だけを原料に、9世紀にわたり同じ製法で作られています。厳格な規定があり、日本でいう「パルメザンチーズ」はまったくの別物。

パルミジャーノ・レッジャーノはカットしたてがおいしいから、近所のイタリア食材店で塊から割る量り売りを買っています。このチーズ、熟成によってうまみ(グルタミン酸)が凝縮されているため、調味料のように使えて和食にもぴったり! おろしておひたしや納豆にかけたり、卵焼きや茶碗蒸しに混ぜたり。ピーラーで削って温奴の薬味にするのもいいですね。塩もみ春菊ともよく合います。

「如空五戸のどんべり」

 

お酒はどぶろくに燗をつけましょうか。青森の純米にごり酒、八戸酒類「如空五戸(じょくうごのへ)のどんべり」は粗漉しした醪もろみをたっぷり残した辛口。じんわりほんわか温まってきますよ。

 

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