【Q】部屋が整っていないと、どのような不調が起きますか?

A 自律神経が乱れて胃腸の働きや睡眠の質が低下します

自律神経は体内のあらゆる臓器とつながっていて、呼吸や体温、血圧、消化、代謝など、生きるうえで欠かせない生命活動を維持するために、24時間休むことなく働き続けています。

何らかのストレスによって自律神経のバランスが乱れると、交感神経が過度に働いて血管が収縮。すると血流が低下して体中に酸素や栄養が行き渡らず、肩こりや片頭痛、手足の冷え、疲れやすさといった症状に悩まされるようになります。

同時に、副交感神経の動きも抑えられるため、胃腸の働きが悪くなったり、睡眠の質が低下することも問題です。胃腸の働きが衰えると免疫機能が低下して、感染症やアレルギー性疾患に罹りやすくなります。

また睡眠の質が落ち、日中にボーッとして頭が働かない、下痢や便秘になる、イライラがひどくなるといった症状が表れることも。

体を動かして片づけに励むと、血流がよくなります。加えて、整理整頓してモノの置き場所が決まることで探しものや忘れものが減り、自律神経にとってもプラスに働くでしょう。