相性はある! 心地よい場所を探して
初診の心得その2は「話してもいいかなというところを探して試す」ということです。
精神関係の医療機関に通うとき、どうしても相性が大切になってきます。
心地よくなければケアが難しい領域だからです。
そこで、まずは何となくでもかまいません。自分の心理的ハードルを下げられる場所を探しましょう。最初にお話しした「通いやすさ」というのは、このために考えることです。
物理的な近さや人の目という問題もありますが、(医者と患者である前に)人と人なので、同性がいい、異性がいい、年上がいい、同世代がいいなど、どうしても「落ち着くための条件」は出てきてしまいます。
「ここだったら話してもいいな」と思えるところを探して、トライしてみるのがよいでしょう。
微妙にかみ合わないなと感じたら担当医を変えても構いません。別の医療機関を探すことも構わないのです。
わりと勘違いされやすいことなのですが、初診で行ったところが合わない場合、精神関係の領域については、積極的に変更することをお勧めしています。
次に行きましょう。この領域の医者は増えてもいます。つまり、合う医者も増えている可能性があるということです。「何となく好き」「よさそう」という直感(フィーリング)も大切、お医者さんとの相性も大切。試しながら自分に合った場所を探しましょう。