初診は必ず時間がかかると心得る

特に精神関係の医療機関において、覚えておいてほしいことが「初診」に関する注意事項です。初診はどうしても時間がかかります。例えば内科に行って、「熱がある」「喉が腫れている」症状であれば「この薬で治そう」「こういう方法がある」と答えが出やすいので時間もかかりません。

ところが、これが「眠れない」「不安だ」という症状を抱えていたとしましょう。もしもそれが精神系の疾患疑いである場合「どういうときに起こるのか」「何故なのか?」を深堀りする必要があります。

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「何故なのか?」の背景を知るために、医者側も患者を知る必要があります。例えば生活の環境や状況、本人の感情のパターン、周囲の変化……聞くことは山ほどあります。
更に緊張もあるでしょうから、余計に時間がかかるケースがほとんどです。

「対話の為の時間」は当然はじめましての方には必要とされますので、必然的に初診は時間が長くかかります。現在では、電話やネットから予約を受け付けている医療機関が非常に多いです。事前に確認してから行きましょう。

これが初診の心得その1です。