土俵には金が埋まっている
野球にしてもサッカーにしても、プロフェッショナルの世界に入るにはアマチュア時代にかなりの実績が必要です。実績がなければドラフトにもかからない、スカウトもされない、それがプロ競技の狭き門です。実績のない者を受け入れてくれるプロの競技は大相撲ぐらいしか思いつきません。
初代若乃花(45代横綱)の二子山親方が「土俵には金が埋まっている」と言いました。若乃花は現役時代、大家族を養うため、まさに血のにじむような努力を重ね、横綱の地位まで上り詰めました。
しかし、時代は変わりました。土俵よりもグラウンドやピッチにお金が埋まっているのかもしれません。
それでも、高校や大学で実績を積むことなく、その前に大相撲界の門を叩きプロの世界で最初から自身を磨く、そんな思いで入門する若者を個人的には大歓迎します。